ひなを拾わないでー
「おかあちゃんどこ?」
家の前に イソヒヨドリの雛がいました
ほわほわでクチバシのりょうはじが黄色いので
ヒナだとわかります
近くで見ていると 母親がやってきて警戒の声を出し続けます
「どっかいけー」
ゴメンゴメンとアパートの階段を登っても
まだ近くに来て 抗議しています
5分以上ガマンしていて やっと母親はヒナの近くに行きました
「母ちゃんと一緒」
良かったぁ~
この季節によく見られる光景です
水平に2mくらいは飛べても上には飛べない雛
人で言うとようやく歩き始めた1歳児くらいでしょうか
優しいけど知識にない人が連れ去ってしまい
正常な野生復帰ができないで 雛が死に 拾った人も罪悪にさいなまれる・・・
ということが起こります
野鳥の側からすると
誘拐です
そっとしておくか ヒナを高いところにあげましょう
ヒナに人の匂いがつくと親が育てないとか言いますが
2日間人が育てたヒナを 親がいた場所に戻すと育てたということもあったので
大丈夫です
ただしフクロウ等はドブネズミなどを食べています
爪が鋭くひどく不衛生なので 直接は触らないようにしてください
もしヒナの翼が折れているなど あきらかにおかしい場合は
動物病院などに あらかじめ事情を説明して
受け入れてくれるか聞いてみて あなた自身世話をすることができるか考えた上で
連れて行ってあげましょう
それができないなら かわいそうな気もしますが
そっとしておいてあげてください